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  「元通りな体に」これは本人もちろん家族の強い願望でありますが、病院での理学療法(PT)などである程度の身体的な麻痺は
  改善したものの元気な頃のようにはいきません。 楽しく、無理無く、飽きさせずできるリハビリは無いものかと思考錯誤してた頃
  出会ったのが「加圧式筋肉トレーニング」でした。  元来、アスリートであった息子にとっては天恵だったかもしれません。 


 加圧って?
加圧リハビリは、加圧ベルトを下肢や上肢の関節に取り付け、圧力をかけて行うリハビリ運動です。
加圧ベルトで関節に圧力をかけると血液の流れが制限され、筋肉は低酸素状態となり、乳酸などの疲労物質が溜まります。すると脳下垂体は成長ホルモンを分泌させ、さらに精巣や副腎を刺激するホルモンを分泌させて、筋肉を形成するステロイドホルモンの分泌を活性化します。つまり血液循環の制限によって、乳酸などの筋内代謝産物濃度が上昇し、これが神経中枢を刺激し、成長ホルモンや男性ホルモンの分泌を促すというメカニズムがはたらくのです。

このメカニズムをうまく活用することによって、負荷の軽い運動でも、激しい筋肉トレーニングやハードなリハビリをしたときと同様に、成長ホルモンを大量に分泌させることができます。加圧リハビリを行うと、成長ホルモンの分泌濃度が、安静時の約300倍にも上昇します。
非常に負荷の高い筋肉トレーニングを行っても、成長ホルモンの分泌濃度は約100倍しか上昇しません。
さらに分泌された成長ホルモンは血液の流れに沿って、加圧していない部分にも巡っていき、体全体の筋肉の成長を促します。


 トレーニングの様子 (下半身編)
      
 足の付け根にベルトを巻きます。
 (有資格者よる
 足は第2の心臓とも呼ばれています。 足の筋肉はポンプの役割をしてくれます。
 足に抵抗を加え、反発する動作を繰り返します。 すると開放されたときの動作が楽になります。
 このような運動をを「アイソメトリクス」と言います。
       
 両肩に棒を抱え、前屈運動で筋肉を伸ばします。  ウォーキングマシンにて歩行練習兼ウォーミングアップ15分
 ステップアップ運動を左右15回、3セット
    
 ・ジム入門前の様子
  左足を引きづるような、歩き方をしていて左の足の筋肉も落ちて
  いました。 また、右に負荷がかかるので筋肉硬直がみられ
  ました。

 ・ジム入門後の様子
  当初の訓練では、ほとんどが器具を使わない訓練に終始しまし
  た。 週2回、3ヶ月の訓練を経てトレーニングマシンを使えるよ
  うになりました。 
  左右の筋肉が均等になり、硬直も緩和されました。
 マシンを利用して全体の筋肉を鍛えます。  
  トレーニングの様子 (上半身編)
        
 腕の付け根にベルトを巻きます。  軽く柔軟運動を行ない。 やはり腕に抵抗を加え、反発する動作を繰り返します。
 グーパーをしながら腕を押し出す運動をします。
      ・ジム入門前の様子
  麻痺している左方が下がっており、また、右に負荷がかかる
  ので筋肉硬直がみられました。 

 ・ジム入門後の様子
  左右の筋肉が均等になり、硬直も緩和されました。
  麻痺側の可動域も広がり、握力もアップしました。
 ダンベル運動にて腕の筋力を鍛えます。
  クールダウン
  全体のトレーニングは約1時間半位で終了します。 終了後は全身のマッサージを施行し筋肉の緊張をほぐします。
  本人曰く、とても気持ちが好いそうです。